ずっと気になっていたテーマです。

たまたま高度プロフェッショナル制についてお話する機会があり、
自分の考えも整理したので、書いておこうかと思いました。

いままではホワイトカラー・エグゼンプションとよばれていましたが、
「高度プロフェッショナル制(高度プロフェッショナル労働制)」という呼称になったようです。

年収要件(今出ているのは、平均年収の3倍程度、1,075万円か?)や、
特定の業種に限るといった条件、
健康を害さないように配慮する義務などいろいろ出ていますが、
私が一番気になるのは、これです。

「対象者の同意が必要」

従業員の方がOKといわないと「高度プロフェッショナル制」は適用されない。と認識しています。

従業員からの視点でいうと大事なことは、
・自分の仕事の成果はいくらになるのか?
・その仕事はどのくらい時間がかかるのか?
を把握しなければなりません。

成果に見合った報酬をもらえて、
それを現在の勤務形態よりも短い時間で終わらせることができるのであれば、
この制度を使うメリットがあるといえます。
反対に仕事の成果が十分に評価されないなど問題があれば、
適用にNoということが必要です。

いろいろな意見がある制度ですが、
経営者、従業員ともにうまく活用していく方法を考えたいと思います。

次回は経営者側の視点でもこの制度について考えてみたいと思います。