最後と言っておきながら、少し書き足したいことがありました。
やり方というか、意識として気を付けていたことです。

日本人は会議が苦手 

なんて言われているのを聞いたことがあります。

「誰かの意見を誰かが否定する 
すると、意見だけでなく人格まで否定されたように感じてしまう。」

ということが一因ということだそうです。

人格を否定、なんて大げさなことだと感じるかもしれませんが、
似たような状態になっているのを私も見たことがあります。

何のことはありません。
Aさんが少しチャレンジングな提案をしたんですが、
Bさんがそれは無理だ
と却下しただけです。
個人的には、チャレンジングな提案は大歓迎ですし、
現実的にコストなどなど考えて無理ならやめるのは当然かと思います。
(チャレンジングでも効果が大きいならなんとしてもやるにはどうしたらいいか考えるほうが好きですが・・・これはまた別の話です)

それはそうなんですが、
会議のあとなんとなくAさんとBさんの関係がうまくいってない、
といった感じです。

割り切ればいいのに、と思いますが、なかなかそうもいかないのでしょう。
私がセミナーなどで議論について話をするときには、
「人格を否定しているのではない」ということとあわせて、
「反論の仕方」を説明したりします。
会議の参加者各人が「良い話し合い方」を身につけて議論を交わせるようにしたいですしね。

恵まれていることに、私もかなり議論が白熱する相手がいたことがありました。
お互いに「プロジェクトを成功させたい」という思いは同じで、
そのために反論をしあったこともありますが、
やはりお互いの理解が深く、会議が終われば二人でお菓子を食べながら談笑していたものです。
(職場でお菓子の是非は忘れましょう)

もしこういった「人間関係が原因で議論がうまくいかない」、という場合には、
会議全体のルールで示すほかに、
「議論の仕方」について議論してみるのもいいかもしれません。

ご覧いただきありがとうございました。