いろいろご縁があって、研修講師のお仕事をいただくことがあります。
特に今年は、大きめの新入社員研修をいただくことができ、
非常に価値のある経験をさせていただきました。

研修講師をしていて感じたのは、

従順過ぎてもいけない

ということです。

研修の中、特にITの技術研修だと
「基礎的な技術の話をしだすとむつかしすぎるので、まずはこれだけ覚えてください。」
といったことがあります。
数学で公式だけ覚えておく。といった感覚に近いでしょうか。

私の場合は、
「なぜこうなるか知りたい人は終わった後に聞きに来てください。」
と付け加えます。

私の言い方に問題があるかもしれませんが、あまり聞きに来る人はいない印象です。
私もそうですが、学びの機会には、

まず、素直に聞く

といった姿勢を持つことが大切で、さらに、

疑問に思ったら素直に聞く

ということが学びを深めるうえで重要だと感じています。

別にひねくれて質問するわけではなく、
知の探究、単純な興味といった気持で素直な疑問を持つことが大切だと感じています。

要領よく仕事をするには、必要のない知識かもしれませんが、
仕事の質をさらに高めるには、素直な疑問が重要でしょう。

私が講師という立場でも、受講生という立場でも、
素直な疑問を軽視しないで学んでいこうと思います。

ご覧いただきありがとうございました。